No Category Base

「No Category Base」とは?SEOに効果はある?

SEOにも効果があると言われている、ワードプレスのプラグイン「No Category Base (WPML) 」についてご説明します。

「No Category Base (WPML)」は、WordPressのプラグインの1つです。このプラグインは、カテゴリーURLからデフォルトの「/category/」を削除し、よりシンプルなURL構造を作成するために使用されます。

WordPressでは、デフォルトでは投稿のカテゴリーを示すURLに「/category/」が含まれます。例えば、カテゴリーが「ニュース」という名前の場合、そのURLは「example.com/category/news/」となります。しかし、「No Category Base (WPML)」プラグインを使用すると、この「/category/」を削除して、より直感的なURL「example.com/news/」を作成することができます。

このプラグインは特に、SEO(検索エンジン最適化)の観点から有用です。シンプルなURL構造は、検索エンジンにとって理解しやすくなり、サイトのランキング向上や検索結果の改善に役立ちます。また、ユーザーにとっても分かりやすいURLが提供されるため、ユーザーエクスペリエンスの向上にも役立ちます。

「No Category Base」を紹介しているサイトによっては「No Category BaseにはSEOの効果がない」と言っているものもありますが、Googleの検索エンジンのクローラーは、サイト構造の深ければ深いほど、まわってくれないことが知られています。

その為、サイト構造をシンプルにしたり、階層を深くしすぎないといった工夫をすることはSEO的には効果があるというのは、周知の事実です。つまり「No Category Base」を使ってURL構造をシンプルにすることはSEO的に効果があると言われています。

もちろん一番重要なのは、サイトの記事や内容がユーザーにとって価値のあるものであるかという点なので、サイトの中身と質を充実させることが一番重要です。

「No Category Base (WPML)」プラグインの「メリット」と「デメリット」

「No Category Base」が便利で使いやすいプラグインであるといっても、やはり「メリット」と「デメリット」は存在します。その為「メリット」と「デメリット」を理解してからプラグインを使用するようにしてください。

「No Category Base」のメリット

1. シンプルなURL構造

プラグインを使用することで、「/category/」という冗長な要素をURLから削除することができます。これにより、より短く直感的なURLが作成されます。

2. SEO向上

シンプルなURL構造は、検索エンジンにとって理解しやすくなります。URLの見やすさやキーワードの配置が改善されることで、サイトのSEOパフォーマンスが向上する可能性があります。

3. ユーザーエクスペリエンスの向上

シンプルなURLは、ユーザーがサイトのカテゴリーやコンテンツを把握しやすくします。ユーザーが直感的にカテゴリーにアクセスできるため、ナビゲーションの改善やユーザー満足度の向上に寄与します。

「No Category Base」のデメリット

1. 互換性の問題

「No Category Base (WPML)」は、WPML(多言語サイトの作成をサポートするプラグイン)との互換性を持っていますが、他のプラグインやテーマとの互換性には注意が必要です。一部のプラグインやテーマとの競合が生じる可能性がありますので、使用する際には互換性を確認する必要があります。

2. カテゴリーURLの変更

「No Category Base」をインストールして「/category/」を削除すると、既存のカテゴリーURLが変更されます。これにより、以前のURLを参照していた外部のリンクや検索エンジンのインデックスに影響が生じる可能性があります。適切なリダイレクトを設定することで、問題を最小限に抑えることができますが、注意が必要です。

3. 接続エラー

例えば「No Category Base」を一旦導入して、その後沢山の記事をアップしたとしましょう。ですが、その後に「No Category Base」のプラグインを無効にした場合、元の記事のURLが変わってしまい接続エラーが起こってしまいます。
つまり「No Category Base」を一旦導入すると、その後は一生使い続けるぐらいの心づもりが必要かもしれまません。

これらは一般的なメリットとデメリットであり、具体的な状況や要件によって異なる場合があります。プラグインを使用する前に、サイトのニーズや互換性の確認を行うことをおすすめします。

「No Category Base (WPML)」プラグインの使い方

1. プラグインのインストールと有効化

WordPressの管理画面にログインし、「プラグイン」メニューから「新規追加」を選択します。検索バーに「No Category Base (WPML)」と入力し、プラグインを見つけたら「インストール」ボタンをクリックします。インストールが完了したら、「有効化」ボタンをクリックしてプラグインを有効化します。

2. カテゴリーベースURLの削除

プラグインを有効化すると、デフォルトの「/category/」がURLから削除されます。新しいURL構造が自動的に適用されるため、設定変更の必要はありません。プラグインは自動的にこの変更を処理します。

3. テストと動作確認

インストールと設定が完了したら、サイトのカテゴリーページやカテゴリーに関連するリンクをテストして動作を確認します。カテゴリーページにアクセスして、URLが「/category/」を含まないことを確認しましょう。また、カテゴリーメニューなどのリンクも正しく機能していることを確認します。

4. リダイレクトの設定(オプション)

既存のカテゴリーページURLが変更された場合、適切なリダイレクトを設定することが重要です。これにより、以前のURLを参照していた外部のリンクや検索エンジンのインデックスが新しいURLに正しくリダイレクトされます。リダイレクトプラグインを使用して、必要なリダイレクトを設定することをおすすめします。

「No Category Base (WPML)」を使用する際の注意点

この記事でご紹介しているのは、サイト立ち上げ時のURLをシンプルにする為に「No Category Base (WPML)」を使用すると良いよという趣旨の記事になっています。

例えば、既に沢山の記事が入っているサイトに「No Category Base」を使用するのは、全くオススメしませんし、それどころか逆にやめた方が良いでしょう。
なぜならば、そのようなサイトに「No Category Base」をしたとしたら、既にGoogleに認識されているページ(URL)がゼロになってしまうからです。

また、仮に一般の人があなたのサイトのあるページをリンクを貼って紹介している場合には、紹介しているリンク先のページがなくなってしまうからです。

という理由で「No Category Base」はサイト立ち上げ時に、先のことを見越してよりSEO効果の高いサイトにする為に使用することをおすすめします。